fc2ブログ

SDRAMとEDO DRAMの速度比較

Intel 440LXチップセットは、SDRAMだけでなく、後方互換性のためにより遅いEDO DRAMも公式にサポートしますが、そもそもEDO DIMM自体の流通量が少なかったはずなので、知っている人は少なかったでしょう。

その440LXのAcer V65LAでSDRAMとEDO DRAMを比較してみました。

●認識
SDRAMです。普通に256MBモジュール3枚の全容量を認識してしまいました。これには驚きました。440LXの公式仕様ではSDRAMは512MBが最大ですし、440BXのAcer V66LAはRegisteredタイプでなければ256MBモジュールを認識しなかったので。
Acer V65LA SDRAM 768MB 1Acer V65LA SDRAM 768MB 2

EDO DIMMです。こちらも256MBモジュール3枚の全容量を認識しました。440LXの公式仕様ではEDO DRAMは1GBが最大です。
Acer V65LA EDO 768MB 1Acer V65LA EDO 768MB 2

POST画面の表示です。どちらもこの画面は共通です。
Acer V65LA 768MB

●速度比較
試しにPowerLeap PL-iP3/T+Tualatin Celeron 1.2GHzを挿したらあっさり動作してしまいました。ただし動作クロックは2/3の800MHzです。Celeron 1.4GHzでも動作するでしょう。
Acer V65LA PL-iP3/T

Windows 2000ではどうしてもオンボードLAN通信時にブルースクリーンが出たので(メモリ768MBのときだけだったかも。忘れました。マザーボード不良の可能性もあり。)、512MBに減らしてWindows 98で比較しました。
Acer V65LA Tualatin 800MHz

・SDRAM
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
Processor Pentium III 801.82MHz[GenuineIntel family 6 model B step 1]
Cache L1_D:[16K] L1_I:[16K]
VideoCard ATI 3D Rage Pro (atir3)
Resolution 1024x768 (16Bit color)
Memory 522,828 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 1998)

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
16880 32203 33841 9052 7720 11553 29

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
7994 20139 1534 44 26069 20249 14167 20193 C:\100MB

・EDO DRAM
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
Processor Pentium III 801.82MHz[GenuineIntel family 6 model B step 1]
Cache L1_D:[16K] L1_I:[16K]
VideoCard ATI 3D Rage Pro (atir3)
Resolution 1024x768 (16Bit color)
Memory 522,828 KByte
OS Windows 98 4.10 (Build: 1998)

ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
15719 32164 33785 7823 3980 6324 29

Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
7344 16328 913 33 24532 19677 14400 18269 C:\100MB


全然違いますね。SDRAMでは、メモリ速度だけでなく、オンボードビデオやHDDの速度も全体的に向上しているのが分かります。

168pin 3.3V EDO Unbuffered DIMM

とっくの昔に絶滅した168pin 3.3V EDO Unbuffered DIMMです。
3.3V Unbufferedということで、切り欠きの位置が普通のSDRAMと同じです。

この5枚は全て128MBで、普通のSDRAMと同じように見えます。
一番上と下2つの基板はSPDチップみたいなのが付いてますが、何に使うのでしょうね?
168pin 3.3V EDO Unbuffered DIMM 1

上の3枚は128MBですが、チップが分厚いので普通のSDRAMには見えません。異様な雰囲気を漂わせています。
一番下の1枚は64MBで、写真では分かりませんがAcerのホログラムシールが貼ってあり、富士通のCA型番も貼ってあります。Acer M11Cか何かに搭載されていたのでしょうか?
168pin 3.3V EDO Unbuffered DIMM 2

これは1枚256MBです。片面18枚、両面36枚実装されています。珍しいと思います。
168pin 3.3V EDO Unbuffered DIMM 3

SATA→IDE変換アダプタの速度比較

システムトークスさんのスゴイアダプタ SATA BOX SATA-TR150VHとTFTECさんの変換名人 IDE-SATA IDE SATAドライブ接続タイプ Z型 II(光学ドライブ対応モデル) IDE-SATAZD2を同一環境で試してみました。

●環境
マザーボード:ASUSTeK PR-DLSW
チップセット:ServerWorks GC-WS(Grand Champion WS)
CPU:Xeon 1.4GHz(Foster)×2
メモリ:Registered ECC DDR SDRAM 2GB
HDD:Seagate ST3500418AS
OS:Windows XP SP3

●SATA-TR150VH
・HDBENCH Ver 3.40 beta 6
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
0 0 0 0 59534 72727 33257 34304 C:\100MB

・CrystalDiskMark 3.0.1
Sequential Read : 61.518 MB/s
Sequential Write : 74.536 MB/s
Random Read 512KB : 32.316 MB/s
Random Write 512KB : 62.195 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 0.550 MB/s [ 134.2 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 1.472 MB/s [ 359.3 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 0.835 MB/s [ 203.8 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 1.495 MB/s [ 365.0 IOPS]

Test : 100 MB [C: 54.0% (8.6/16.0 GB)] (x2)

●IDE-SATAZD2
・HDBENCH Ver 3.40 beta 6
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
0 0 0 0 71210 73616 34121 34489 C:\100MB

・CrystalDiskMark 3.0.1
Sequential Read : 72.646 MB/s
Sequential Write : 72.727 MB/s
Random Read 512KB : 36.265 MB/s
Random Write 512KB : 67.628 MB/s
Random Read 4KB (QD=1) : 0.586 MB/s [ 143.0 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) : 1.437 MB/s [ 350.8 IOPS]
Random Read 4KB (QD=32) : 0.830 MB/s [ 202.7 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) : 1.487 MB/s [ 363.0 IOPS]

Test : 100 MB [C: 54.0% (8.6/16.0 GB)] (x2)


シーケンシャルリードは、後発のIDE-SATAZD2のほうが明らかに速いですね。変換チップの性能か相性問題が改善されているのでしょう。プラスチックカバーで覆われたSATA-TR150VHのほうが使い勝手が良いですが。

統合IDEコントローラがレアなServerWorks製なので参考にならないかもしれません。

カモン PS/2用 外出コネクター 5ピン (4本結線) 6CH-4

6CH-4

もう何年も前にコンピュエースさんから購入したのでした。
最近になってようやく使う機会が訪れましたが、「対応機種不明」というのは本当でした。

このページを見ながら、乾電池とテスターでVCCが4番目のピンであることを確認。だからLATEST MOTHERBOARD Pin Assignmentsのほうだと思ったのですが、実際繋いでみるとマウスが動かない!

その後、1つずつピンアサインを確かめたら、下の写真が正しいLATEST MOTHERBOARD Pin Assignmentsであることが分かりました。

6CH-4 2

1 DATA-黒
2 NC
3 GND-茶
4 VCC-橙
5 CLK-赤
6 NC

です。
最悪マザーボードが死ぬところでした。ご注意下さい。

でもここを見ると2011年6月13日まで現行製品だったことのほうが驚きです。