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Pegatron IPMIP-BM/KIKI その2

起動はしましたが問題発生です。

Pegatron IPMIP-BM/KIKI 3
毎回Chassis FAN Error!が出て、F1キーを押さないと先に進めません。BIOSにもこのエラーを無効にする設定項目がありません。わざわざ不要なファンを繋ぐのも嫌ですし、困りました。CPUファンのパルス信号ケーブルを分岐して、シャーシファンのパルス信号端子に繋いでやれば解決しそうですが。

Pegatron IPMIP-BM/KIKI 4
Googleで探したら使えそうなのが見つかったので買ってきました。AinexさんのCA-08FCです。

Pegatron IPMIP-BM/KIKI 5
でもそのままでは使えません。赤色の12Vケーブルを3pinコネクタから4pinコネクタに繋ぎ替えます。

Pegatron IPMIP-BM/KIKI 6
CPUファンのケーブルを、CA-08FCでCPUファンの4pinコネクタとシャーシファンの3pinコネクタに分岐します。

これでChassis FAN Error!は出なくなりました。良かったです。

Pegatron IPMIP-BM/KIKI その1

秋葉原のQC PASSさんで売っていたIntel H57チップセット、LGA1156のマザーボードです。ジャンク扱い保証無し。名称はIPMIP-BM/KIKI、Pegatron製です。どうしてもIntelのチップセット統合RAIDを試してみたくて買いました。新品バックパネル付きが2980円から2480円に値下がりしていたのでちょうど良かったです。

Pegatron IPMIP-BM/KIKI 1
一般的なMicro ATXマザーボードです。自作用と差異はありません。オンボードコネクタやピンヘッダも標準的です。

Pegatron IPMIP-BM/KIKI 2
PS/2キーボードとPS/2マウスポートとD-sub 15pinコネクタが付いているのが決め手でした。私は昔ながらのKVM切替器を使っているのでどうしてもこれらのコネクタが必要なのです。メインマシンに転用するときはDVIコネクタを使いますが、HDMIコネクタがあるのでOKです。

ビジネス向けらしくパラレルポートが付いています。

Transmeta Crusoe TM5800 System Development Kit その3

Crusoe TM5800 SDK 6
HDBENCH Ver 3.40 beta 6の実行結果です。

整数演算のスコアはPentium III 850MHzと同等のようですが、実際はそれより遅く感じます。遅い原因は、まずCMSによってネイティブコードに変換されるオーバーヘッドが掛かることと、どこかで見ましたが、Crusoeには専用のDMAコントローラが無くCPUが兼ねているため、プログラムの実行とI/Oが同時にできないことのようです。HDDの書き込みが異常に遅いのもそのせいかもしれません。

Crusoe TM5800 SDK 7
CrystalMark 2004R3 0.9.126.452の実行結果です。

Crusoe TM5800 SDK 8
Crusoe TM5800 SDK 9

CrystalMark 2004R3 0.9.126.452の実行結果出力です。

Transmeta Crusoe TM5800 System Development Kit その2

Crusoe TM5800 SDK 3
Windows XPをインストールしてみました。最新の修正プログラムやInternet Explorer 8まで全てインストールできましたが、SSEに対応していないのでSilverlightのインストールで失敗します。

Crusoe TM5800 SDK 4
デバイスマネージャ。Mobility RadeonのドライバはATI Catalyst 5.12(5-12_xp-2k_dd_cp_wdm_28472.exe)とDH mod tool V4(ModtoolV4.zip)を使用しました。最新のCatalyst 6.11は頻繁にリセットが掛かって使用不可でした。不明ですがSSE命令を使うコードがあったのかもしれません。

Crusoe TM5800 SDK 5
CrystalCPUIDの表示。拡張命令はMMXにしか対応していません。電源オプションを「最小の電源管理」にしてもLongRunの動作は確認できませんでした。

Transmeta Crusoe TM5800 System Development Kit その1

念願のTransmeta Crusoe TM5800 System Development Kitを入手しました。
マザーボードは普通のMicro ATX、CPUクロックは1GHzです。

Crusoe TM5800 SDK 1
電源オン、普通に起動します。完全ファンレスです。

Crusoe TM5800 SDK 2
BIOS画面。FOR EVALUATION ONLY. NOT FOR RESALE.

メモリは16チップ1GBの200pin DDR400 SO DIMM、Micron純正のMT16VDDF12864HY-40BF2を普通に認識しました。CMS(Code Morphing Software)領域にBIOSで設定できる最大の64MBを割り当てましたので、システムが使用できるのは960MBです。

CMS Revision 4.5.2-12-11、CMS Build Path 4.5.2#1 はWebで検索しても情報が出てきません。20040614という日付も新しすぎるんですね。開発者向けに細々と新しいバージョンのCMSがTransmeta社から提供され続けていたんでしょうか? 分かりません。