AMD K10とBulldozerの比較
Bulldozerは性能が低い低いと言われますが、どの程度低いのか、同コア数同クロック同TDPのK10(Athlon II、Phenom II)と比較して実測してみました。
●環境
【K10】
CPU: Athlon II X4 615e
【Bulldozer】
CPU: Opteron 3250 HE
【共通】
クロック: 2.5GHz固定
コア数: 4
TDP: 45W
Cool' n' Quiet/Turbo CORE/APM: 無効
C1E/C-State: 有効
マザーボード: ASRock 880GM-LE FX BIOS P1.50
メモリ: DDR3-1333 2GB×2
ビデオカード: チップセット統合
HDD: Seagate ST3500418AS
電源: Owltech OWL-300SFX (FSP300-60GLS)
ディスプレイ: 1024×768 32bit
OS: Windows 8.1 Enterprise 64bit 評価版
電源オプション: バランス
その他: PS/2キーボード、PS/2マウス
●ベンチマーク結果
クリックすると大きな画像が出ます。

アーキテクチャが異なるため一概には言えませんが、同クロックのBulldozerはK10の8割程度の性能と考えて問題無いようです。L3キャッシュ無しのAthlon IIとL3キャッシュ有りのPhenom IIの性能差が殆ど無いこと(参考リンク)も分かっていますし、6÷8=0.75ですから、6コアのPhenom II X6から8コアのFXに乗り換えるメリットはあまりないという話も正しそうです。
ただし、OCCT LINPACK時の消費電力はK10のほうがずっと大きいので、クロックが低いとBulldozerのワットパフォーマンスはK10と同程度なのかもしれません。
クロック変動にしたらアイドル時消費電力はK10では38W、Bulldozerでは47Wまで下がりました。Bulldozerのアイドル時消費電力が高いのは、4モジュールのうち2モジュールが無効にされたモデルだからなのか、L3キャッシュが影響しているのか、マザーボードの設計のせいなのか、不明です。
Athlon II X4 615eのP-State

Opteron 3250 HEのP-State
このモデルでは最小クロックが1400MHzではなく1200MHzまで下がります。

●環境
【K10】
CPU: Athlon II X4 615e
【Bulldozer】
CPU: Opteron 3250 HE
【共通】
クロック: 2.5GHz固定
コア数: 4
TDP: 45W
Cool' n' Quiet/Turbo CORE/APM: 無効
C1E/C-State: 有効
マザーボード: ASRock 880GM-LE FX BIOS P1.50
メモリ: DDR3-1333 2GB×2
ビデオカード: チップセット統合
HDD: Seagate ST3500418AS
電源: Owltech OWL-300SFX (FSP300-60GLS)
ディスプレイ: 1024×768 32bit
OS: Windows 8.1 Enterprise 64bit 評価版
電源オプション: バランス
その他: PS/2キーボード、PS/2マウス
●ベンチマーク結果
クリックすると大きな画像が出ます。

アーキテクチャが異なるため一概には言えませんが、同クロックのBulldozerはK10の8割程度の性能と考えて問題無いようです。L3キャッシュ無しのAthlon IIとL3キャッシュ有りのPhenom IIの性能差が殆ど無いこと(参考リンク)も分かっていますし、6÷8=0.75ですから、6コアのPhenom II X6から8コアのFXに乗り換えるメリットはあまりないという話も正しそうです。
ただし、OCCT LINPACK時の消費電力はK10のほうがずっと大きいので、クロックが低いとBulldozerのワットパフォーマンスはK10と同程度なのかもしれません。
クロック変動にしたらアイドル時消費電力はK10では38W、Bulldozerでは47Wまで下がりました。Bulldozerのアイドル時消費電力が高いのは、4モジュールのうち2モジュールが無効にされたモデルだからなのか、L3キャッシュが影響しているのか、マザーボードの設計のせいなのか、不明です。
Athlon II X4 615eのP-State

Opteron 3250 HEのP-State
このモデルでは最小クロックが1400MHzではなく1200MHzまで下がります。
