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PLEX PX-Q3PE5のdropを完全解消できるか?

【2023/03/17追記】 効果ありませんでした。現象が再発しました。ダメみたいです。
BonDriver_PX4-T.iniの末尾を書き換え、Indexを追加する方法で試します。

[ReceiverDefinition5]
DeviceName="PLEX PX-Q3PE5"
DeviceGUID="{1c32a5d6-70ad-469e-9a90-5a8d5880082b}"
System="ISDB-T"
Index=0

[ReceiverDefinition6]
DeviceName="PLEX PX-Q3PE5"
DeviceGUID="{1c32a5d6-70ad-469e-9a90-5a8d5880082b}"
System="ISDB-T"
Index=1


昔からデスクトップPCをテレビ視聴と録画用に使っています。2013年頃にアースソフトPT3を購入してから10年近く経ち、いつ故障してもおかしくない状態です。既に開発元のサポートが停止しているため新しいドライバも提供されません。回避策は発見されましたが、ドライバがAbove 4G Decodingに対応していない問題があります。

というわけで、手遅れにならないうちに代替を探すため、有志が開発した非公式のWinUSB版ドライバpx4_drvにより動作がPT3並みに改善されたという噂のPLEX PX-Q3PE5を購入してみました。

Web上の情報を見ればPT3からの移行は簡単で、かつて手に負えず手放したPLEX PX-Q3PEのように感度調整が難しいこともなく、普通に使えていました。

ところが散発的に1桁~2桁のdrop(ドロップ、パケットロス)が発生します。画面が一瞬固まったり音声が一瞬途切れる程度ですが、やはり気になりますし、精神衛生上よくありません。その後詳細を調べていくと、地上波のチューナーを3つ以上開いたときにdropが発生することが分かりました。他の方が5ちゃんねるやツイッターに投稿されているT0→T1オープン時のdropのようです。



まず、5ちゃんねるの情報やAmazonのレビューなどを参考に、様々な設定変更を試してみました。
  • デバイス マネージャー→チューナー上位のUSB Root Hub→電源の管理→オフ
  • 詳細な電源設定の変更→PCI Express→リンク状態の電源管理→オフ
  • 詳細な電源設定の変更→USB 設定→USB のセレクティブ サスペンドの設定→無効
  • 詳細な電源設定の変更→USB 設定→Hub Selective Suspend Timeout→0(隠し項目)
減りましたが、どうしてもゼロにできません。時間が経ってからチューナーを開くと再発します。W3PE4/Q3PE4/W3PE5/Q3PE5に共通したハードウェアレベルの設計不良という噂もあります。USBコントローラASIX MCS9990CV-AA専用のドライバも無いようです。

そこで、アプローチを変えてみました。ある程度時間が経ってから再発することが多いので、USBデバイスが眠らないよう、常にアクセスして監視すれば改善するのではないかと考えました。「USB デバイス 監視 フリーソフト」で検索して出てきたのがexeUSBです。幸いWindows 11にも対応しています。

とにかく定期的にデバイスにアクセスして監視できれば良いので、設定をどうするかが難しいのですが、延々とデバイスの停止を待つことにしました。もちろん実際に停止する/させることはありません。
exeUSB 
exeUSB_デバイスの設定
exeUSB_動作待ち

全く期待していなかったのですが、今のところ2つの環境Ryzen 7 5700GASUS PRIME A320M-KRyzen 9 3950XASRock B550M Steel Legendで地上波のチューナーを3つ以上開いても全くdropが発生しません。このまま運用を続けて様子を見たいと思います。